プラットフォーム運営・シェアリングエコノミーサービスに役立つ情報

製造業の遊休資産活用サービスを今すぐ作る方法

地元の掲示板サイトやフリマアプリ等の登場で、個人間のシェアリングは活発に行われるようになりましたが、企業間ではどうでしょうか。

今回は、企業間の遊休資材の利活用のための投稿型サイト利用法についてご説明します。

所有から共有へと価値観移行している現在、企業間での遊休資材のマッチングは、コスト削減や資源の有効活用に効果を発揮します。

目次

中小企業の遊休資産マッチングについて

「ものづくりシェアリングサービス」という言葉がよく聞かれるようになりました。

例えば2018年6月29日の日経新聞(関西経済・京滋版)では、関西の町工場の後継ぎ3人が、保有工具を会員企業間で貸し借りできるWebサイトを立ち上げたという記事が掲載されています。

これは特殊加工用など利用頻度の低い機械を融通しあうといった、遊休機材活用のサイトです。たまにしか使わないけれど、購入すると高い費用がかかるような工具を売買したり、レンタルしたりできるマッチングサイトです。

このように、ものづくり企業間でシェアを行えるようなサービスのニーズは拡大しています。

工具や機材などの「モノ」だけでなく、場合によっては人材やスキル、ノウハウや情報の共有なども、シェアの対象に含まれるでしょう。

ただし、こういったインターネット上のマッチングサービスをスタートしようと思うと、システムの構築に多額の費用がかかります。また、公開までに数か月といった時間もかかります。

SHARE infoを利用すれば、こういったものづくり企業のシェアリングサイトも1日で公開できます。しかもシンプルなものであれば、無料からスタートすることが可能です。

シェアリングサイトの運営者(プラットフォーマー)は、サイト構築にコストや時間を削られることなく、思いついたアイデアをすぐに形にすることができます。

スモールスタートで、まずは必要最低限の機能でサービスを公開し、ユーザーの反応を見ながら機能追加したり、方針転換したりできるのです。

また、浮いた費用をサイト運営のための人件費や、インターネット広告などの宣伝費用に回すこともできます。

SHARE infoで作成できるサイトの機能

SHARE infoで作成できるサイトの機能

SHARE infoで遊休機器マッチングサイトの作り方

SHARE infoを使えば、サイトの公開にプログラミングの知識は全く必要ありません。具体的に、サイト公開までの手順を見ていきましょう。

まずはSHARE infoトップページにアクセスしてください。

SHARE infoトップページ

登録と公開

  1. 「新規登録」フォームから、メールアドレスとパスワードを入力して「登録」ボタンをクリック
  2. ユーザー登録の確認メールが届くので、メールに書かれているリンクをクリック
  3. 「サイトを作成」画面が開きます。
  4. 「サイトの名前」「サイトのアドレス」「サイトの説明」の3つを入力して「作成」をクリックします。
  5. マイアカウント画面になるので、「サイトに移動」をクリックすると、公開されたサイトが見られます。

管理画面から調整

マイアカウント
管理画面に移動

最初の状態は、カテゴリーも設定されていないシンプルなものなので、管理画面から必要な設定を行います。

「マイアカウント」画面で「管理画面に移動」リンクをクリックすると、管理画面が開きます。

カテゴリーやトップ画像、ボタンの文言の変更なども可能です。

サポートとアップグレード

管理画面の詳しい使い方は、SHARE infoマニュアルで検索できます。また、わからないことがあれば、フォーラムでも質問ができます。

無料プランには投稿数制限があり、広告も表示されますが、基本的な機能は一通り試せるので、今すぐ始めてみてください。

「マイアカウント」画面に「アップグレード」のリンクがあります。 ベーシックプランにアップグレードすれば、広告やフッターのSHARE infoのクレジットを消せます。

SHARE infoで作成したサンプルサイト

中小企業間の遊休設備マッチングサイトのサンプルが下記です。

遊休設備シェアリングサイト
遊休設備シェアリングサイト

1時間程度でサイトが完成

ここまでサイトの作成時間は、早い場合1時間程度です。

例えば食品加工業界、物流業界など、業界ごとのマッチングサイトも、気軽に作成していただけます。業界のくくりだけでなく「九州の中小企業ビジネスマッチング」等、地域のくくりでサイトを作成し、カテゴリで業界分けするのもよいかもしれません。

波及効果や発展性

複数の企業でシェアリングサイトを活用することで、多くのシナジー効果が生まれます。

  • 企業間の交流が活発になり、物だけでなく情報もシェアされるようになる
  • 業界全体の技術力の底上げにもつながる。

シェアリングサイトで遊休資産のシェアリングが促進されることで、地域経済の活性化ひいては日本全体の中小企業間の遊休資産シェアリングの活性化に寄与するのではないかと考えています。

シェアリングサイト運営の課題

サイトを運営するには、ノウハウと根気が必要です。アイデアをカタチにした後、サイトをいかに使ってもらい、維持していくかが本当に大切なところです。

利用者を増やす

SHARE infoでサイトの公開そのものは簡単に行えるようになりました。次の課題は、いかに多くの対象企業にサイトを利用してもらうか、です。

利用者を集めるには多くの手間がかかります。

使い方の説明ページを手厚くする、宣伝をする、知り合いの企業に投稿を依頼する…などです。初期投稿をできるだけ増やすことが、サイト活性化の呼び水となります 。

既に会員のいる団体などで利用する場合には、告知もしやすく、利用者を増やすことについては苦労が少ないでしょう。

運営費用の捻出

サイトの維持費用そのものは、SHARE infoのプロプランでも月額9,800円(税別)と、一からサイトを構築することに比べると各段に安価なのですが、前述したとおりサイト運営のほうに人件費や宣伝費などのコストがかかります。

ボランティアで運営する場合には、運営者にこの負担がかかってしまいます。

サイトを維持するためには、何らかの方法で運営者にメリットがあったり、運営費用が賄える形にする必要があります。

たとえば、SHARE infoのプロプランであれば、Google広告や一部のアフィリエイト広告を載せられます。

法人プランで機能追加すれば、ユーザーから会費を徴収したり、注目の投稿へ載せる際に別料金を徴収することも可能です。

マッチング取引の際に生じた利益からマージンを取るという方法もありますが、SHARE infoの個人プラン(フリー、ベーシック、プロ)ではユーザー間のやりとりに運営者が介在する機能がありません。

SHARE info Biz(法人向けプラン)で機能追加の相談も可能です。

誰が運営するか

一企業が運営するのか、複数の企業が共同で運営するのか、によって、運営方法も異なります。複数企業で運営する場合、費用や運営の負担をどう分担するかも大きな課題となります。

中小企業の遊休資産活用に資するプラットフォームは、多くの人の利益(公益)のために運営される性質のものです。

民間企業が運営すると、利益追求になり、ユーザーにとって公平なサービスとはならない可能性もあります。

商工会などの公共団体や業界団体・行政などが、中小企業向けのサービスとして運営することが望ましい場合も多いでしょう。公共サービスとして運営されることで、無料での利用が可能になり、ユーザーも増える好循環となる可能性が高まります。

企画段階でSHARE infoを利用

シェアリングのサービスは、サービスをローンチ(公開)した後が本当の勝負です。

シェアリングのニーズはあるものの、現実にはなかなか進まない…そこには、やってみなければわからない数々の問題があるはずです。

それなら、なるべくコストをかけずにサービスをスタートし、どんな問題が出てくるのかを実際に確かめてみることが大切です。

机の上であれこれ考えているだけでなく、実際に動くものを作って、すぐに使ってみませんか。

SHARE infoは、企画段階の試作(プロトタイプ)としても最適です。

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