イラスト投稿サイトとは、自分で描いたイラストをインターネット上に公開したり、ほかの人が作ったイラストを探したりできるWebサイトです。
イラストを見せて楽しむだけでなく、素材として配布する、作品を販売する、仕事の依頼を受けるなど、さまざまな使われ方があります。
現在のイラスト投稿サイトは、大きく3つの種類に分けられます。
チラシ、Webサイト、学校の資料などで使えるイラスト素材を探せるサイトです。
代表的なサービスの一つが「イラストAC」です。
イラストACでは、利用条件の範囲内で使える素材を無料でダウンロードできます。イラストを描く人は、自分の作品を投稿することも可能です。
投稿した作品がダウンロードされると、投稿者に報酬ポイントが入ります。2026年現在の通常報酬は、1回のダウンロードにつき4.36円と案内されています。また、プロフィールを見た企業や利用者から、オリジナルイラスト制作の相談を受けられる場合もあります。
無料素材だからといって、どのような使い方でもよいわけではありません。素材そのものを再販売したり、自分が作った作品だと偽ったりすることはできません。利用する前に、必ず最新の利用規約を確認しましょう。
イラストを商品として販売できる「ストック素材サイト」もあります。
代表的なサービスが「PIXTA」です。PIXTAでは、写真やイラストなど、1億点を超える素材が公開されています。素材を販売するにはクリエイター登録を行い、著作権や肖像権を学ぶ入門テストを受けます。その後、投稿した作品が審査に通ると販売が始まります。
PIXTAは、素材を購入したい企業やデザイナーと、作品を販売したいクリエイターをつなぐ場所といえます。
ただし、生成AIで作られた画像については注意が必要です。PIXTAは2026年5月22日から、AIで生成された素材の販売を停止しました。AIを使って作った作品を投稿できるかどうかは、サービスによってルールが違います。
作品を販売することよりも、イラストを見てもらったり、同じ趣味の人と交流したりすることを目的としたサイトもあります。
代表的なサービスが「pixiv」です。
pixivでは、イラスト、マンガ、小説を投稿できます。気に入った作者をフォローしたり、作品をブックマークしたりして楽しめます。
2025年9月時点で、登録ユーザー数は1億1,900万人、投稿された作品は1億6,000万点を超えています。作品を見せるだけでなく、有料でイラスト制作の依頼を受ける機能もあります。
また、pixivでは、作品の全部またはほとんどをAIで作った場合、「AI生成作品」として設定する仕組みがあります。見る側もAI生成作品を表示するかどうか選べます。
現在は、投稿サイトで作品を見てもらい、別のサービスで商品を販売する方法も一般的です。
例えば「BOOTH」では、イラスト集、ステッカー、アクリルグッズ、デジタル素材などを販売できます。pixivでファンを増やし、BOOTHで作品やグッズを販売するという使い方もできます。
このように、イラスト投稿サイトは単に作品を置く場所ではありません。交流、販売、仕事の受注、ファンづくりなど、クリエイターの活動を支える場所になっています。
作品を投稿するときは、次の点に注意しましょう。
「インターネットで見つけた画像だから自由に使える」という考えは間違いです。投稿する人も利用する人も、著作権と利用規約を確認する必要があります。
既存の大きなサイトを利用するだけでなく、特定のテーマにしぼったイラスト投稿サイトを自分で運営する方法もあります。
例えば、子どもの作品を集めるサイト、地域の風景を描いたイラスト共有サイト、学校やサークルの作品発表サイトなどが考えられます。
「SHARE info」を利用すると、利用者が作品や情報を投稿し、コメントで交流できるサイトを専門知識なしで開設できます。カテゴリ分け、会員限定公開、投稿の承認や削除など、運営に必要な管理機能も用意されています。独自の機能を追加することも可能です。
テーマをしぼったイラストコミュニティや、特定の人だけが参加できる作品共有サイトを作りたい場合は、SHARE infoのような投稿型サイト構築サービスを利用する方法があります。
イラスト投稿サイトには、素材を無料で共有するサイト、作品を販売するサイト、作品を発表して交流するサイトがあります。
現在は、作品を見せるだけでなく、仕事の依頼を受けたり、グッズを販売したり、ファンから支援を受けたりすることもできます。
一方で、著作権や生成AIに関するルールは、サイトごとに異なります。投稿するときも素材を利用するときも、最新の利用規約を確認することが大切です。