プラットフォーム運営・シェアリングエコノミーサービスに役立つ情報

マッチングサイトの作成依頼

目次

マッチングサイトを作るには

ジモティ、メルカリ、Airbnb、Uberなど、ユーザー同士が情報やモノなどを直接やり取りするインターネット上のサービスが増えています。

遊休資産の活用、カーシェアリング、民泊、スキルマッチングやコミュニティサイトなど…様々な「シェアリングエコノミー」サービスの登場に触発され、ご自身でWEBサービスやマッチングサイトを運営しよう、と企画される方もどんどん増えています。

こういった「ユーザー投稿型」のWebサービスを作りたいと考えたとき、あなたならどうするでしょうか?

まずはWeb制作会社へ見積りを依頼するのが一般的だと思います。 けれど、

「Web制作の依頼なんてしたことがない」
「制作の過程で不要なストレスを感じたくない」

そんな方も多いことでしょう。 いくつもの制作会社とやりとりして疲れてしまう前に、まずこのページを最後までお読みください。

1. 相見積もりは危険!?

複数の制作会社から相見積もりを取って一番安い所へ発注! といきたいところですが、ちょっと待ってください。

一括見積サイトで複数のWeb制作会社やシステム開発会社から見積をとっても、出てくる価格はバラバラ・・・100万円以上の差があるケースもあります。

どうしてこんなに違うのでしょう!?

それは、書面や口頭での確認だけだと、正直なところ実際にどのくらいの手間や工数がかかるかはわからないからです。ですから、単純に価格だけで比較して一番安いところへ契約してしまうと、

依頼者:「この機能もつけてくれると思っていたのに」

制作会社:「それは追加費用がかかりますし、納期も延びてしまいます(仕様書に入っていなかったのに…エンジニアの時間確保もしていないし、困った)」

依頼者:「話が違う!(こんなの当然入っている機能でしょう!怒!)」

…と、発注側、受注側、双方にとって嬉しくないトラブルが起こりがちです。

高く見積もった会社が不当に利益を得ようとしているとも言い切れませんし、安い見積りを出すところが良心的だとも限りません。

値切り過ぎに注意

極端に安い場合は当然、どこかにしわ寄せがいっています。

人件費を削ることで、社員にしわ寄せがいっている(サービス残業をさせるなど)。工数を減らすことで、システムにしわ寄せがいっている(バグを修正できないまま納品する)など…。

これらは結局、納品されるシステムの品質に関わります。 安かろう、悪かろうのシステムが納入される可能性が高いのです。

2.業者の選び方

得意分野を確認

価格だけをみるのではなく、過去の制作実績も参考になります。素敵なデザインのホームページ制作の経験が豊富でも、マッチングサイトのようにシステムが絡んだWeb開発の制作事例が無い場合は、適していないかもしれません。

マッチングサイトの制作実績を確認しましょう。

対応の丁寧さ

企画の目的や収益化の方法まで含めて丁寧にヒアリングしてくれるか、といった対応面も含めて総合的に判断したいところです。

サイトの企画から実際にシステムを公開するまでは数か月から長い場合は1年がかりになることもあります。気持ちよく仕事を進める上で、担当者とのフィーリングもとても大切です。

サイト運営のノウハウがあるか

また、サイト構築だけでなく「運営」のノウハウもある会社に依頼したほうが、公開後の運営しやすさを考慮した作り方をしてくれます。

また、サイト運営から収益を上げる方法などについても、いくつかのパターンをアドバイスしてもらえます。

3.マッチングサイト制作費用の相場

業者が出してくれた見積額が適正なのか、安すぎたり、高すぎたりしないのか、まずはマッチングサイト制作費用の相場を知ることから始めましょう。

最低限必要な費用(オーダーメイドの場合)

マッチングサイトは、普通のホームページと違って、ログイン機能や投稿機能など高度なシステムが動きます。

  • サイトにユーザー登録してアカウントが作成できる
  • ユーザーがログインして投稿が載せられる
  • 投稿を見た人が投稿者へ連絡できるメールフォームが各投稿についている

上記の機能がついただけのシンプルなマッチングサイトを制作した場合、100万円前後の費用がかかります。

業者へ依頼して、1からマッチングサイトを構築した場合、オーダーメイドなので、自社の希望にぴったりのシステムが作れます。

機能追加した場合の費用

機能追加する内容によっては、さらに上乗せになります。概算ではありますが、各機能を追加すると次のような開発費用が追加で必要です。

  • マッチング成約時にサイト運営者へ知らせる機能:20万円~
  • 決済機能(サイト上で投稿されたサービスやモノを購入できる。売上はサイト運営者に入金される。手数料を引いた金額を、ホストユーザーへ入金する機能は含まない):100万円~
  • チャット機能(ユーザー同士がサイトのユーザーアカウント上で匿名でやり取りできる):100万円~

4.制作費用の他には何が必要?

システムには置き場所(サーバー)が必要

例えば、たくさんの人が集まれる公園を作ったとします。そのあと公園への誘導の看板を立てたり、宣伝をしたりといった広報活動がなければ、誰も来てくれません。清掃や草木の整備などのメンテナンスをしなければ、公園は荒れてしまいます。

Webサービスも同じです。作っただけで人が集まるということはありません。システムは、放っておくと古くなって最新のブラウザでは不具合が起きます。具体的に見ていきましょう。

サーバーの維持

Webサイト等のソフトウェアには、サーバーという「置き場所」が必要です。自社でサーバーを用意して運営する場合には、その維持管理費用がかかります。

どんなサーバーを用意するかにもよって費用は変わります。

レンタルサーバーでしたら月額数千円ですが、セキュリティや通信速度などの面で心配があります。本格的に運用するなら仮想専用サーバー(VPS)をおすすめします。こちらは月額数万円かかります。

システムのメンテナンス

日々変わっていくインターネット環境に合わせて、システムもメンテナンスをしなくてはいけません。アップデート作業にはサーバーやプログラミングの知識を持つエンジニアが必要です。自社にエンジニアがいない場合には外部へ委託しなくてはいけませんので、その費用もかかります。

ドメインの維持

独自ドメインでサイトを運用する場合には、ドメインの費用も毎年かかります。これは、ドメイン名によって異なりますが、年間数千円程度です。

宣伝やユーザーサポート

マッチングサイトは、作って公開したら終わりではなく、ユーザーに使ってもらう必要があります。

費用を掛けずに手間だけで何とかなる部分もありますが、ユーザーへの宣伝費用であったり、問合せへ対応するための人件費であったり、運営のための費用も事前に準備しておくと、サイトは作ったものの運営がままならない、といった事態を防げます。

5.結局、総額でいくら準備したらよいか

結論から言うと、ゼロからオリジナルのマッチングサイトを設計し、システムを構築して自社のサーバーで運用する場合には、制作費だけで最低でも200万~300万円は必要です。

世の中のマッチングサイトによく組み込まれている「決済機能」や「チャット機能」などを追加していくと、実装方法にもよりますが1,000万円前後になることも珍しくありません。

また、制作費以外に、前述したような維持費用がそれなりに必要になることも考慮して予算を立てる必要があります。

ですから、制作費用は、準備できる予算の半分から8割程度までに抑えて、その後の維持費や運用のために充てるとよいでしょう。実際に運用してみると、企画していた時にはわからなかった必要な機能や、逆に不要な機能がわかります。

スモールスタートが絶対におすすめ

マッチングサイト運営は、 ミニマム (最低限)の機能から始めて、少しずつ必要な機能を増やしていく方法をおすすめします。

いきなり予算の100%を投じてシステムを作ってしまうと、その後、機能追加や人件費、システムの維持費に充てる費用の余裕がなくなり、運営が続けられません。

そう考えると、人件費も含めてスタート時に300万円以上の準備があれば、システム会社に依頼してゼロからの構築を検討するのもよいでしょう。

6.価格を抑えるには

ゼロから構築することにこだわらなければ、マッチングサイト作成の費用はもっと抑えられます。

既にあるシステムを用いるため、自分の好きな機能を自由に組み込むことはできませんが、既に搭載されている機能で充分事足りる場合もあります。

パッケージソフトを利用する

マッチングサイトシステムのひな型となるプログラムが、パッケージソフトとして販売されているようです。ゼロから全て構築する場合に比べると、期間もコストもカットできます。

プロジェクトにプログラミングの知識があるメンバーがいる場合にはおすすめの方法です。

パッケージソフトのメリット

パッケージソフトを購入すれば、制作する費用と時間が大幅に抑えられます。自社のサーバーにダウンロードして使う(買い切り)のため、たいていの場合、 
費用は 購入時に1回かかるのみです。

また、ソースコードを入手できるので、自社で改修できる場合もあります。但しプログラミングの知識が必要です。

パッケージソフトのデメリット

ソフトを購入してすぐに使えるのではなく、自分でサーバーにインストールする必要があります。そのために、まずサーバーの環境設定が必要な場合があります。

また、必ずしも希望する機能がついているとは限らないため、パッケージソフトの機能と自分の希望する機能が合わない場合には修正が必要になります。プログラムを修正する場合には専門の知識が必要です。修正を外注した場合はもちろん費用もかかります。

自社にエンジニアがいない場合には、インストールや初期設定でつまずく可能性もあるため、お勧めできません。

トレンドはクラウドサービスの利用

一つのシステムを大勢で共有してコストダウン

クラウドサービスは、システムを多数のユーザーで共有し、システム料金を折半するようなイメージですので、価格を大幅に抑えられます。

インストールなどの必要はなく、アカウントを作ってログインすれば、すぐにシステムが利用できます。サーバーやシステムのメンテナンスなどはサービスの提供業者が行ってくれます。

自社にエンジニアがいない場合には、クラウドサービスを使うのが一番おすすめです。

7. クラウドサービス「SHARE info」

無料から試せるクラウドサービスとしてSHARE infoがあります。技術的な知識がなくても、シンプルなマッチングサイトがすぐに公開できます。しかも、無料プランがありますので、今すぐに試すことができます。

クラウドのサービスで、無料ですぐに機能が試せるのは SHARE info だけです。

SHARE infoのメリット

サーバーは提供会社が管理しています。サーバーのメンテナンスなど技術的な知識が必要な作業は全てシステムの提供会社が行ってくれます。

費用も、期間に応じて支払う(サブスクリプション)方式のため、初期費用が大きく抑えられます。

SHARE info のデメリット

パッケージ同様、すでに形づくられたシステムを使いますので、希望する機能が無い場合にはオプション料金を払って追加したり、 別途見積りを取って機能追加を発注したりする必要があります。

システムそのものは提供会社のサーバーの中にあるので、自社でソースコードを修正したりすることはできません。

また、共有サーバーで同じシステムを供給するため、サービス提供会社が途中でシステムの仕様やサービス内容を変更する場合があります。

それを避けたい場合には、専用サーバープラン(SHARE info Biz)もあります。仮想専用サーバー(VPS)で、ソースコードも自社用に切り分けて運用できます。

価格など最新の情報は SHARE info のサイトをご覧ください。

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