SMS認証

SMS認証とは、多くのスマートフォンについているショートメッセージサービス（SMS）を使用して、本人確認をしようというものです。

インターネットやアプリで利用したサービスがあると、まず大体の場合個人情報を登録する必要があります。SMS認証を取り入れているサービスですと、必須の登録事項の中に携帯電話番号が必ず含まれています。

個人情報の登録が終わると、スマートフォンにそのサービスからショートメッセージが送られてきます。そして、そのショートメッセージの文中にある番号を、サイトやアプリの画面に入力して初めてサービスが利用できるようになります。

または番号入力ではなく、ショートメッセージに添付されているリンクからサイトを訪れて認証するというタイプもあります。

その目的は、個人認証の強化にあります。SMSは携帯電話番号をアドレスのようにしてメッセージが送れる仕組みです。メッセージを受け取れるのは、その携帯電話番号のSIMカードが差してあるスマートフォンや携帯電話だけです。

つまり、登録したい個人が記入した携帯電話番号宛てにメッセージを送ることで、登録した本人だけに直接メッセージが送れるのです。

このように、携帯電話番号を使って認証するメリットは、まず不正な登録を防止できるという点です。もしIDとパスワードのみというSMS認証を用いない登録方法の場合、1人で複数のアカウントを作成することができます。

そうなると、1アカウント1回のキャンペーンや特典を1人で何度も利用されてしまう恐れがあります。しかし、携帯電話番号での認証を用いれば、1人が数多くのアカウントを作成することは不可能です。

また、SMS認証をログインに用いれば、不正アクセスの防止になります。IDとパスワードだけのログイン方法だと、それが流出した場合、第三者にログインされてしまう恐れがありますが、SMS認証を用いているとその携帯番号で利用しているスマートフォンが必要になるため、第三者がログインできる可能性は限りなく低くなります。