WEBサービスを運営する上で、避けて通れない問題がコンプライアンスです。
日本語で言えば「法令遵守」ですが、法令という言葉には法律以外にも道徳や倫理といった社会で守らなければいけないとされるルールも含まれています。
つまり、コンプライアンスを守るということは、法律や社会のルールに従ってWEBサービスを運営していくことを意味しています。
では、どのようなことに気をつけなければいけないのかというと、個人情報の保護や誹謗中傷への対応、著作権保護などです。
個人情報の保護は、顧客や取引先の情報を外部に流出させず、また目的外に利用することをしてはいけません。
そのためにも、個人情報にアクセスできる人間を制限したり、データを暗号化したりと言った対策を講じる必要があります。
もし、個人情報を保護するために適切な対応をしておらず、情報漏えいが起きたてしまうと個人情報保護法に違反したということで罰せられますし、運営会社の社会的な信用が著しく落ちます。
誹謗中傷への対応というのは、例えば運営しているSNSや掲示板などに人種差別に基づく差別的発言や個人の信用を損なうようなことが書き込まれたときに、速やかに削除するなどの対応をしなければ、そういった行為を許す運営会社だとみなされてしまいます。
あらかじめ規約に誹謗中傷に対しては厳正に対処することを明記しておけば、スムーズに対応をしやすくなります。
著作権保護は、ネットメディアであれば他社の著作物をそのまま掲載してしたり、自分が書いたように見せかける盗用が起きないようにすることです。
他にも、第三者が権利を持つ画像や音楽を勝手に使用することも、著作権を侵害する行為なのでやってはいけません。
もし、著作物を無断使用していたり、盗用している事が発覚したときには、権利者に謝罪して速やかに該当する物を削除しなければ、それも運営会社はコンプライアンスがちゃんと機能していないと思われます。
著作権保護をするためにも、チェック機能を保つ必要があります。