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基本情報技術者試験(AP)

基本情報技術者試験は国家試験で、情報処理技術者試験の一区分となっています。ITスキル標準(ITSS)という経済産業省が定めたIT関連能力の指標があり、これにはレベル1からレベル7までが設けられています。

この試験はレベル2に属し、基本的な知識や技能を有すると判断されます。ITエンジニアとしてスタートするためには最適な試験であると言え、IT業界を中心に広く受験されています。

また、専門学校に通う学生や大学生の受験も多いです。年間17万人もの応募者がある非常に人気があり認知度も高い試験です。

合格率は試験毎に多少前後しますが、22%から26%くらいの間となっています。4人に1人の割合と言えますので、決して誰もが簡単に合格できるわけではないことがわかります。

難易度については、個人のIT関連能力により感じ方が大きく異なりますが、しっかりと対策をすれば合格できる標準的なものです。情報処理技術者試験の全区分から見ると、易しい部類に属します。

試験は午前と午後の2つの試験で構成されています。ともに多肢選択式で出題されますが、午前は小問形式で午後は大問形式です。午前はテクノロジ・マネジメント・ストラテジという3つに大別された分野から出題されます。

テクノロジから6割程度出題される傾向がありますが、幅広い知識がないと合格点には達しません。午後は11問が出題され、その中から5問を解答することになります。情報セキュリティとデータ構造及びアルゴリズムに関する2問は必須問題です。午前試験で60%以上、午後試験も60%以上となれば合格となります。

勉強時間は、ほとんど知識のない方で200時間程度が目安となります。IT関連の知識がある方なら50時間程度でも合格可能です。

しかし、そのような方でも午前のマネジメント・ストラテジに関してはなじみが薄く、対策していないと足をすくわれることがあるので注意が必要です。ある程度の知識がついたら、過去問題をしっかり解いてみるのが有効な試験対策と言えます。

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