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安否確認システムにはどんなものがあるか

安否確認システム、という言葉はここ数年の災害時によく聞かれる言葉となりました。災害が起きたとき、家族はもちろん知人や企業であれば社員の安否状況を確認する必要があります。

そんな時に役立つのがこのシステムです。きっかけは1995年、阪神・淡路大震災をきっかけに開発され始めたもので、基本的にはメールで通知するサービスが多く、受け取った利用者が地震の安否状況を報告するシステムが多く取り入れられています。

企業では社員人数が多ければ多いほど、また各地に支店があればあるほど社員の安否確認が難しくなります。このような企業では、日頃から安否確認システムの正常な作動、社員の対応を確認するために定期的にこのシステムを使って訓練する企業もあります。

また個人で利用できるものに、携帯電話会社で自分の電話番号から自分の状況を録音しておけば、相手が安否を知りたい人の状況を知ることが出来るシステムを取り入れています。

その他、警備会社でも安否確認サービスを展開しており、社員に対して安否確認が取れた後に同じ内容を家族にもメール送信してくれるシステムも開発・運用されています。

災害時、安否確認は初動が早ければ早いほど、取れる対策が増えます。なお、警備会社で展開されているシステムでは安否確認ができ次第、その情報を集計・報告してくれるシステムまで導入されているところがあります。

この様なシステムは、基本的にはメールや電話を利用したサービスとなっており、これを利用するスマートフォン等が充電切れになってしまっていると安否確認ができなくなるという問題点も考えられますが、そういった事態に備えた対応もマニュアル化されているので心配ありません。

大規模災害が起きたときには、その場にいる誰もが被災者であり、他人の安否を確認する余裕さえないこともあるでしょう。不測の事態に備え、日頃からこういった安否確認システムを知っておき、対策を考えておく必要があります。

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