Webサイトやアプリを支えるWebエンジニア。この記事では、Webエンジニアの種類ごとにどんな仕事をしているのかを深掘りしていきます。どの役割も欠かせない重要な存在です!
1. フロントエンドエンジニア
Webサイトやアプリの「見た目」と「操作感」を作り上げる専門家です。ユーザーが直接触れる部分を設計・実装し、快適な体験を提供します。
具体的な業務内容
Webページの構築 HTML(構造)、CSS(デザイン)、JavaScript(動き)を組み合わせて、見た目だけでなく使いやすさを重視したWebページを作ります。たとえば、ボタンのデザインやメニューの表示方法を調整します。
レスポンシブデザインの実装 スマートフォン、タブレット、PCなど、さまざまな端末で見やすくするデザインを適用します。画面サイズに応じて、レイアウトが自動で切り替わる仕組みを作ることが求められます。
ユーザー体験の最適化 ページの読み込み速度や操作性を向上させるために、コードを効率化したり、アニメーションを加えたりします。
使われる技術やツール
HTML/CSS: ページの骨組みと装飾を行う基本技術。
JavaScript: ページに動きを与えたり、インタラクションを可能にする。
フレームワーク: React やVue.js など、効率的に開発を進めるためのツール。
Webデザインツール: Figma など、デザイナーと連携するために使います。
2. バックエンドエンジニア
Webアプリやサイトの「裏側」を担当し、システム全体の中核を支える専門家です。サーバー、データベース 、API を活用して、アプリケーションが正確に動作するように設計・実装します。
具体的な業務内容
サーバーの構築と管理 アプリケーションが動作するための土台となるサーバーをセットアップします。安定した稼働を維持し、アクセスが増えた際にも問題が起きないよう調整します。
データベース設計と運用 Webサービスに必要な情報(ユーザー情報、商品の在庫データなど)を保存する仕組みを設計します。効率よくデータを取得・操作するための最適化も行います。
セキュリティ対策 ユーザー情報の漏洩を防ぐため、暗号化やアクセス制限などのセキュリティ対策を徹底します。たとえば、ログイン情報を安全に管理する仕組みを作ります。
APIの開発 フロントエンドとバックエンドをつなぐ「橋渡し」の役割を担うAPI (Application Programming Interface)を設計・構築します。これにより、フロントエンドからデータを受け取ったり、返したりすることが可能になります。
使われる技術やツール
3. フルスタックエンジニア
フロントエンドとバックエンドの両方を担当するエンジニア。幅広い知識とスキルを駆使して、Webサービスを一貫して作り上げます。
具体的な業務内容
設計から実装まで一貫して担当 サイトやアプリの企画段階から設計、実装、テスト、リリースまでの全工程に関わります。プロジェクト全体を俯瞰的に見ながら作業を進めます。
幅広い技術スキルを活用 フロントエンドのデザインやインタラクションを作りつつ、バックエンドのデータ管理やセキュリティを同時に整備します。たとえば、Webページを作りながらログイン機能を組み込むといった業務を1人で対応します。
小規模プロジェクトでの活躍 少人数のチームやスタートアップ企業で特に求められる存在です。限られたリソースの中で効率よく開発を進める能力が必要です。
使われる技術やツール フロントエンドとバックエンドで使われるすべての技術に加え、プロジェクト管理ツール(Redmine 、Jira、Trello など)やチーム連携ツール(Slack 、GitHub )を駆使します。
Webエンジニアの役割を理解しよう!
これら3種類のエンジニアは、それぞれ異なる専門性を持ちながら、Webサービスの成功に不可欠な存在です。フロントエンドエンジニアが作る「使いやすいデザイン」、バックエンドエンジニアが支える「安定した仕組み」、そしてフルスタックエンジニアがもたらす「統合的な開発力」。これらが合わさって、私たちが普段利用している快適なWebサービスが生まれるのです。
どの役割も重要で、それぞれにやりがいがあります。Webエンジニアに興味がある方は、ぜひ自分に合った分野から学んでみてください!
もちろん、Webエンジニアにサイトを作ってもらわなくて簡単にWebサイトが利用できるサービスもあります。たとえば、投稿型サイトが簡単にできる WebサービスSHARE info もそんなサービスの一つ。サイト開発の過程をすっ飛ばしてすぐにサイトを運営したい方はこのようなサービスを利用するのもおすすめです。