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サブスクリプションとは?用語の意味や新しいビジネスを解説

私達の周りにあるサービスやビジネスは、インターネットの普及と共に大きな変化を遂げています。その中でも「サブスクリプション型」というスタイルが主流になりつつあります。今や定着しつつあるサブスクリプションについて、用語やビジネスの形などをご紹介します。

「サブスクリプション」とは

サブスクリプションとは「予約購読」や「定期購読」「会費」などを示す英語 “subscription“ からきています。「定期購読」という課金方法に着目して、IT業界ではアプリやサービスの販売方式に「サブスクリプション型」を採用することにしました・

IT業界におけるサブスクリプション型サービスの特徴として、毎月支払い等指定された期間内、常に最新のソフトウェアやサービス提供が受けられるということがあります。

サブスクリプションが始まるまでは、買い切り方式の売買が一般的でした。一度支払いをすませば、ずっと購入したソフトウェアを利用することが可能です。しかし、買い切り方式のソフトウェアは、発売されているOSに合わせて販売・制作しているものが殆どです。

OSがアップグレードした場合やOSが別物にメジャーチェンジした際は、ソフトウェアのサポートが終了し、新たに対応したソフトウェアを買い直す必要がありました。

ここに従来の「買い切り型」と「サブスクリプション型」の大きな違いがあります!

サブスクリプションであれば利用料金を支払い続ける限り、最新バージョンのソフトウェアやサービスを利用できます。ちょっとした不具合等も速やかに対応を求めることも可能です。

つまりOSがアップグレードした場合、サブスクリプション型サービスを提供している企業が新しいOSに対応するサービスやソフトウェアを提供していれば買い直しが不要ということになります。

またサブスクリプション型サービスを提供している企業においても、買い切り型の場合とは違い、定期的に料金収入を受けられるメリットもあります。消費者にとっても、サブスクリプション型は「月ごと」や「年単位」など期間や、希望するサービスなどオプションで選ぶことも可能で、コストパフォーマンスに優れています。

サブスクリプションが身の回りにある環境

サブスクリプション型サービスは、「料金を支払うことで、一定期間のサービスが安定して受けられる」方式と言えます。

「予約購読」や「年間購読」の意味あいで、雑誌や新聞購読などでもサブスクリプションが用いられるようになってきました。また、いまの私達の環境で、一番親しみのあるサブスクリプション型サービスと言えばスマホアプリや動画サービスも代表的です。

月ごとに課金を続けることでクラウドに大容量のデータ保管や、特殊な画像編集が使える機能といったスマホアプリにもサブスクリプションが普及しています。AmazonプライムやU-nextが代表としてあげられる動画サービスも、毎月定額を課金するサブスクリプション型サービスの一つとして、生活に根付いてきています。

SaaSと呼ばれるサブスクリプション市場も登場

サブスクリプション型サービスを詳しく知る上で、SaaSという言葉もおさえておく必要があります。SaaSは、(サービスとしてのソフトウェアSoftware as a Service)という英語の頭文字を取り、「サース」と呼ばれるIT用語です。

クラウド上で利用できるソフトウェアサービスであり、サブスクリプション方式の支払いで提供されていることがSaaSの特徴です。いまソフトウェアを利用する企業に向けたSaaSのサブスクリプション市場が大きく成長しています。

サブスクリプション市場の大きな魅力は、買い切り型ほどコストがかからず、オプションの組み合わせ方で自社に合ったカスタマイズで利用しやすいことに尽きます。

例えば、従来買い切り型でOSが変わるたびに大きな支払いをしていた企業では、SaaSを利用するスタイルに切り替えることで、最新サービスを自社に合ったサービスを、負担の少ないコストで利用出来るようになったケースが挙げられます。

2018年が「SaaS元年」とメディアで報道されるほど、SaaSやサブスクリプション型サービスは、勢いがある分野と言えるでしょう。国内におけるサブスクリプション市場も、5年以内には現在より70%増の6000億をこえる利益を生み出す市場になるという予測もあります(富士キメラ総研発表)

サブスクリプション利用のメリット

今後も増えつつあるサブスクリプション型サービスやビジネスは、私達の生活に入り込む可能性が高いです。サブスクリプションを利用することで得られるメリットについて、いくつかご紹介します。

メリット①コスパが良い

 サブスクリプションの大きな特徴は、なんと言ってもコスパの良さです。毎月定額の音楽や動画配信サービスが有名で、月額1,000円前後で3音楽聴き放題、動画見放題などのサービスが多くなっています。

提供される楽曲数や動画数で換算すると、1作品あたり1円に満たない場合が多いです。実際に購入することを考えると金額に大きな差があるのは言うまでもないでしょう。

メリット②いつでも解約ができる

 サブスクリプションサービスは、解約金が生じるような期間の縛りがないこともメリットとして大きいです。月ごと年ごとなど期間に応じた定額サービスがサブスクリプションであるため、期間の終了と共に支払いを止めれば速やかに終了します。

音楽や動画、ソフトウェアなどのサブスクリプション型サービスは物を溜め込まないので、場所を取らず便利です。

メリット③自分の興味の幅を広げられるチャンスがある

 書籍や映画など他ジャンルを抱えるサブスクリプションサービスを利用すると、普段は興味を示さない書籍や作品に対しても、手を出してみる選択肢が生まれることもあります。これも定額で利用できるサブスクリプションならではのメリットです。

また無料期間を設けているサービスもあり、とりあえず試してみて合わなそうなら辞めるという手軽さもあります。

サブスクリプション利用のデメリット

何かと便利なことが増えているサブスクリプションですが、気をつけておくこともいくつか存在します。サブスクリプション型サービスのデメリットについても、いくつかご紹介します。

デメリット①使用しない機能も含まれる

 いろいろなものが試せるサブスクリプション型サービスは、1つのパッケージ商品という捉え方ができます。パッケージの中には、利用しない機能やサービスが含まれている場合も多いです。また料金プランが複数設けられている場合、コンテンツやサービスの制限で好みの機能が契約プランで使えない場合も少なくありません。

 特定の機能にしか興味が無い場合は、いろいろ含んでいるサブスクリプション型サービスの利用が向かないことも考えられます。

デメリット②使用量にかかわらず料金発生

 月額制などで利用期間を事前に予約して用いるサービスがサブスクリプションです。全くサービスを利用しなくとも、解約しない限り、お金を支払い続けることになります。

利用しないサービスなら、すぐに解約する必要があります。

デメリット③利用を止めるとコンテンツが全て使えない

 全て含めたサービスになっていることが、サブスクリプションに多いので、一つの機能をやめようとしたつもりで解約した場合、他のオプションやコンテンツが利用できないことで大変な思いをしたというケースもあります。

まとめ

今回は、オンラインサービスで普及しつつある「サブスクリプション」の意味や関連サービスについて紹介しました。品質がよい最新の状態でサービスが利用できるメリットが大きいサブスクリプションですが、利用の仕方や望んでいる機能によっては買い切り型よりデメリットとなることもあります。

サブスクリプション型サービスは種類や選択肢も多いので、まずは比較してご自分に合ったものを見つけることをオススメします。

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