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ソーシャルディスタンス

あなたは、「ソーシャルディスタンス」という言葉を聞いたことはありますか。ウイルスが感染するのを防ぐため、「人と人との距離をあけよう」とする動きのことや、その保たれる距離そのものを指すのが「ソーシャルディスタンス」です。

昨今の新型コロナウイルス騒動の中、ニュースやSNSを頻繁にチェックしている方にとっては、もうかなり耳馴染みのある言葉となりましたが、現実問題として、あなたはこの「ソーシャルディスタンス」を意識して生活できているでしょうか。

例えば、スーパーマーケットに食料品を買い出しに行く時はどうですか。レジに並ぶ列はもちろんのこと、食品を吟味している最中、気づかぬうちに他のお客さんとの距離が縮まっていませんか。

商品の値段や鮮度を吟味するのに気を取られ、見えざるウイルスの存在と「ソーシャルディスタンス」のことを忘れていはいませんか。

また、ドラッグストアの開店前に、マスクや消毒液を求める人々の列はどうですか。ついつい平常時の癖で、あなたの前に並んでいる人との距離感を、知らず知らずのうちに詰めてしまっていませんか。

人はなにかに集中すると、別の大事なことが見えなくなってしまうものです。しかし、意識するだけで「ソーシャルディスタンス」を徹底するのは、なかなか難しいものです。

昨今では、「ソーシャルディスタンス」の存在が広く世間に認知されるようになり、その結果、スーパーマーケットやコンビニ、ドラッグストアなど、生活に欠かせない商品を扱っているお店では、お客様が「ソーシャルディスタンス」を自然と保てるように、さまざまな対策がとられています。

レジ前に等間隔にテープを貼り、お客様同士が接近して並んでしまうのを心理的に防止したり、「2メートル離れて並ぼう」などと書かれたポスターを掲示したり、それぞれの店舗で工夫が凝らされています。

新型コロナウイルスは、いつ頃収束するのかいまだに予測がたっていません。感染症対策としての「ソーシャルディスタンス」とも、私たちは長い付き合いになるでしょう。

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