レンタルルーム

近年、レンタルルームの需要が高まっています。これはホテルの一室や自宅の一室を借りるサービスのことで、顧客はそれぞれに様々な目的を持って借りることができます。

今の日本では、空き家や入居者なしの雑居ビルが多くなっており、そこを埋めるための手段としてもレンタルルームが活躍しています。不動産会社やオーナーも、どうせ空いているなら安く貸そうという考えを持ち始めており、そこへ顧客のニーズが上手くマッチしている形です。

用途としては、何かお店を開いたりパーティーをしたりなど、仕事にもプライベートにも使えるようになっています。レンタルスペースとは違い、完全な個室でプライバシーの保護がされていることで、ラブホテル代わりに使うカップルもいるくらいです。貸す側が決めたルールの範疇であれば、基本的に自由が利くのも利点でしょう。

価格は、安ければ2時間で2000円から借りられます。特に東京都ではレンタルルームの数が非常に多く、競争が生まれているため価格が安めです。短い時間や期間のみ活用したい場合であれば、賃貸物件を契約するより遥かにコストが浮くことになります。

しかもオーナーの趣向によって、部屋独自の特徴が出るのも面白いところです。内装にこだわっていたりキッチン設備が充実していたり、そのためただ何でも借りればいいわけではなく顧客の目的に合った部屋を探す必要があります。

そしてこうしたビジネスのことを、シェアリングエコノミーと呼びます。これは皆で1つの同じものをシェアしようという意味で、インターネットを通じて部屋の貸し借りをすることで、不特定多数の全国に住む人を相手に利益を生み出せます。

部屋は個人が所有しているものですから、他の公共施設に比べて安かったり、場合によっては条件交渉などができる部分がシェアリングエコノミーの特徴とメリットです。

ですがこれは、お互いに信頼し合っていなければビジネスとして成立しません。万が一のトラブルの際にも当事者同士で解決しなければならないので、その問題点だけは忘れないようにしなければいけません。