React

Reactとは、リアクティブプログラミングが由来となっている関数型言語の一つです。このプログラミングは「反応する側」と「認識する側」に分けて考えられており、反応に対して自動的に対応してくれるのが特徴的でしょう。昨今のWebコンテンツ制作に関しては、デザイナーとコーダーを兼任することは珍しくないため時間が切迫しやすいものです。

そんな時に効率的に使用できるライブラリとして注目されているのが、JavaScriptライブラリの1つである「React」と言われています。世界的にも有名なFacebookが開発元で、日本ではYahooなどの有名な企業が採用しています。

数多くの実績を誇っている「React」ですが、その理由には大きな魅力となる3つのコンセプトがあることでしょう。Reactの最大の特徴とされている「Declarative（宣言的である）」では、条件と結果が明確に表記されている状態となっているためソースコードが理解しやすい仕組みになっています。そのため、問題点を素早く洗い出す機能に優れており、デバッグやテストが容易に行えるようになりました。

さらに、アプリケーションの構成要素の機能を小さな部品に分割させて持たせることができるコンポーネント指向が特徴的な「Component・Based」、一度の学習で何度でも書くことが可能な「Learn Once・Write Anywhere」が挙げられます。

大規模なアプリケーションを運用するためにもっとも必要なことが管理することですが、Reactならコンポーネントごとに状態を把握できるので管理がしやすいのが特徴です。

また、JavaScriptに書けることから複雑な条件を組み込むこともでき、コールバック関数が使えたり使用できる数を問わなかったりと柔軟な言語であると言えます。カスタマイズ性にも非常に優れているので、自分で選択したツールやフォルダ構造を最大限活かすことも可能です。