PINコードはスマートフォンやパソコンなどを利用する際に、本人確認などの目的で使用される認証システムです。
通常のパスワードはウェブサービスにログインする場合などに使用しますが、PINコードはパソコンやスマートフォンなどの、端末に結び付けられていて数字のみの設定に制限されます。
パスワードを使用してログインする場合と違い、PINコードと紐づけられた端末が必要になるので、パスワードでのログインよりもセキュリティが高く、ハッキングリスクを減らすことが可能です。
一般的にパスワードは複数のアルファベットや数字を使用することが多く、最近では大文字や記号の使用が必須な場合もあります。それに対してPINコードは一般的に4桁の数字で本人確認を行うので、設定した文字列を忘れてしまうリスクがありません。
パスワードを入力する場合だと、同一ネットワークでパケットをキャプチャされた場合などに、送信したパスワードが漏れてしまうリスクがあります。またサービスのサーバーやデータベースがハッキングされて、情報などが流出してしまう可能性もあります。
しかしPINコードの入力によるログインであれば、紐づけられている端末が必要になるので、セキュリティが高く、外部のサーバーなどに送信する必要もないので、パスワードが漏れる心配もありません。
使用する機種によってはソフトウェアキーボードの配置が、毎回変わるようになっているので、ソーシャルハッキングなどのリスクも減らすことが可能です。
携帯会社の多くはSIMカードに対するPINコードを導入していて、PINコードをオンにしておけば、携帯電話の電源をオンにした時点でPINコードの入力が要求されます。
万が一端末自体のパスワードを解析されても、SIMカードのPINを設定しておけば、携帯回線を使用されることがないので、キャリア決済を使用した大量の注文などの、不正利用などのリスクを減らせます。