インターネットを使っていると、ログインや認証のときに「パスワード」を入力しますよね。でも、誰かにパスワードがバレたらどうなるでしょうか?そんな不安を解消するために登場したのが「ワンタイムパスワード(OTP)」です。一度だけ使えるこのパスワードが、あなたのアカウントを守ってくれる強力な味方になるのです。
ワンタイムパスワード、略してOTP(One-Time Password)は、その名前の通り「1回だけ使えるパスワード」です。つまり、一度使うともう二度と同じものは使えません。たとえば、ゲームやアプリにログインするとき、メールやSMS(携帯のメッセージ)に送られてくる一時的なパスワードのことです。
最近、ネット上で「アカウントの乗っ取り」や「不正利用」といった問題が増えています。たとえば、自分のメールアドレスやパスワードがどこかに漏れてしまうと、知らない人が勝手に自分になりすましてしまうことがあります。このような危険から守るために、ワンタイムパスワードがよく使われています。
ワンタイムパスワードは、たとえばネットで買い物をしたり、銀行でお金を動かしたりする大事な場面で使われることが多いです。普段のログインパスワードとは別に、その場限りのパスワードを発行して、一定時間内に入力しないと使えなくなります。
ワンタイムパスワードは、誰かが自分になりすまそうとしても、あなたの携帯電話やメールがなければアクセスできないため、セキュリティが強化されます。普通のパスワードと組み合わせることで、さらに安全性が高まります。
ワンタイムパスワードは「その瞬間だけの鍵」と考えるとわかりやすいかもしれません。このように、利用者本人以外の不正利用を防ぐために、さまざまな場面で活用されているのです。