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ワンタイムパスコード

インターネットを使っていると、ログインや認証のときに「パスワード」を入力しますよね。でも、誰かにパスワードがバレたらどうなるでしょうか?そんな不安を解消するために登場したのが「ワンタイムパスワード(OTP)」です。一度だけ使えるこのパスワードが、あなたのアカウントを守ってくれる強力な味方になるのです。


ワンタイムパスワード(OTP)ってなに?

ワンタイムパスワード、略してOTP(One-Time Password)は、その名前の通り「1回だけ使えるパスワード」です。つまり、一度使うともう二度と同じものは使えません。たとえば、ゲームやアプリにログインするとき、メールやSMS(携帯のメッセージ)に送られてくる一時的なパスワードのことです。

なんでワンタイムパスワードが必要なの?

最近、ネット上で「アカウントの乗っ取り」や「不正利用」といった問題が増えています。たとえば、自分のメールアドレスやパスワードがどこかに漏れてしまうと、知らない人が勝手に自分になりすましてしまうことがあります。このような危険から守るために、ワンタイムパスワードがよく使われています。

ワンタイムパスワードの仕組み

ワンタイムパスワードは、たとえばネットで買い物をしたり、銀行でお金を動かしたりする大事な場面で使われることが多いです。普段のログインパスワードとは別に、その場限りのパスワードを発行して、一定時間内に入力しないと使えなくなります。

  1. 申請:サイトやアプリで、ワンタイムパスワードをリクエストします。
  2. 受け取り:指定したメールアドレスやスマートフォンに、特別なパスワードが送られてきます。
  3. 入力:受け取ったパスワードを指定の画面に入力し、本人確認が完了すると、その操作ができるようになります。

ワンタイムパスワードで守れること

ワンタイムパスワードは、誰かが自分になりすまそうとしても、あなたの携帯電話やメールがなければアクセスできないため、セキュリティが強化されます。普通のパスワードと組み合わせることで、さらに安全性が高まります。

ワンタイムパスワードの具体例

  • SMS認証:たとえば、SNSのアカウントにログインしようとすると、登録した携帯番号に「123456」といった一時的な6桁のコードが届きます。このコードを入力することで、本人であることが確認され、アカウントにログインできます。このコードは短時間しか有効でないため、誰かが勝手に使うのを防ぎます。
  • オンラインショッピングの本人確認:ネットショッピングでクレジットカード決済をするときに「この取引を承認してください」と表示され、ワンタイムパスワードを入力する場面もあります。すでにサービスに登録しているメールやアプリに届いたパスワードを入力することで、確実に本人だけが支払いを行えるようになります。
  • 銀行アプリの取引確認:銀行アプリでも、送金などの大事な操作の前にワンタイムパスワードが求められることがあります。取引のたびに新しいパスワードが発行され、指定時間内に入力しないと無効になります。

ワンタイムパスワードは「その瞬間だけの鍵」と考えるとわかりやすいかもしれません。このように、利用者本人以外の不正利用を防ぐために、さまざまな場面で活用されているのです。

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