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インタプリタ

テキストエディタ上でプログラミング言語で書いたソースコードを実行させるには2通りの方法があります。

それは、プログラムのソースコードを実行可能なファイルに変換するコンパイラというプログラムを使う方法とソースコードの各行、あるいはブロックを逐一実行していくインタプリタです。いずれの方法が使えるかは、ソースコードを書いたプログラミング言語によって異なります。

JavaScriptやPythonやPHPなどはスクリプト言語と言います。これらの言語は、基本的にインタプリタで実行させていく事ができ、ソースコードの一行を逐次翻訳してプログラムを動作させられます。

インタプリタによる実行が出来るスクリプト言語は、ビルドをせずにプログラムを動かせる点がメリットであり、メリットを享受しているのが、Webブラウザやサーバアプリケーション、ソフトウェアのマクロ機能です。

コンパイラを使ってビルドを行う必要があるソフトウェアの場合、ビルドという作業が入ってきますので、直ぐに修正・実行を行うという事がなかなか難しくなっています。

インタプリタはソースコードを即時実行出来ますが、一方で、処理速度は、コンパイラを用いてビルドしたアプリケーションと比較して遅いです。その弱点をカバーする為に、実行エンジンが常に改良されていて、スクリプトエンジンにはJITコンパイラが実装されている事もあります。

JITコンパイラが実装されているスクリプトエンジンを使って、インタプリタ向けのソースコードを実行させますと、ソースコードをビルドせずにプログラムを動作させられる感覚はそのまま維持する事が出来ます。

そして、スクリプトエンジンの方でそのコードをマシンが理解出来る形に翻訳し、JITコンパイラで逐次ビルドを行って、高速化を図れます。しかし、この方法でも、ネイティブコードを実行出来るコンパイラの生成物と比較しますと、処理速度はまだ遅い状態です。かなり複雑で、重い処理をしなければいけない場合には、コンパイラによる実行ファイルの生成を行った方が良いでしょう。

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