大容量の記憶媒体を持つデジタル機器が、主流になって来ました。コンパクトで薄型なボディのスマートフォンやタブレット端末も、100GBから200GBを超える大容量の記憶媒体を持っています。見た目とは正反対に、大量のファイルが保存可能です。
デスクトップパソコンや一部のノートには、ハードディスクが記憶媒体として採用されています。ハードディスクの特徴は膨大な量のファイルが保存できる点であり、一般的なSSDやフラッシュメモリーに比べて、費用対効果が桁違いに高いです。
数TBのハードディスクが搭載されたパソコンも、近頃は破格の値段で市販されています。外付けハードディスクの値段が下がってきており、同じく数TBの巨大容量を持つ新製品がリーズナブルな価格帯で店頭に並んでいます。
同じパソコンやスマートフォンのファイルでも、その種類や内容によって実際のデータサイズは様々です。一般的に音楽や動画、写真などのファイルはデータサイズが大きくなりやすいです。
メールやテキスト文書や書類データなどはサイズが比較的小さめになります。高解像度で長時間な動画データは一本でも、数GBになりやすく要注意です。
取り扱うファイルの数やデータサイズが増えてきたらデータ管理の方法を、工夫しなければなりません。重要度は非常に高いが普段の仕事や趣味には不要なファイル、こういった物はパソコンやタブレット端末の本体から移動し、保存専用のメディアやクラウドストレージに保管した方が効率的です。
本体の記憶領域が枯渇すると、アプリや本体の基本的な動作が遅く不安定になります。また重要なデータは外部に保存していた方が、万が一パソコンやスマートフォンが故障しても最悪の状況を免れます。
データ管理を行う上で、自分なりにルールを決めるのも大切な視点です。データサイズが大きい動画や音楽関連のファイルは作成時から、外部の外付けハードディスクに保管していけばパソコン本体の容量を消費しません。
一方で雑務に使う文書ファイルや私的な写真などは携帯性に優れたフラッシュメモリーに保管する等、自分の中で原則を決めると自然と必要な媒体が分かります。