最近、ビジネスの場やインターネットでのSNSなどで、CtoCという言葉が話題となることが多いようです。
ですがこの言葉は最近になって話題になってきたので、意味を知らないでいるという方も多くいらっしゃいます。
ではCtoCは、一体どんなものを指しているのでしょうか。
まずこのCtoCはConsumer to Consumerの略で、顧客から顧客へという直訳になります。
もっとわかりやすく言えば、個人間取引という用語がぴったり当てはまるでしょう。
つまり物や金銭のやり取りに関して、企業を挟まず個人間で行うというものです。
代表例でいえば、フリーマーケットやネットオークションなどが挙げられます。
CtoCという用語は、インターネットの発展とともに生まれてきた単語ともいえます。
というのも、インターネットが普及するまでというのは、見知らぬ個人間で取引をするということがかなり難しかったからです。
携帯電話が発達しスマートフォンとなり、個人間での連絡はかなり取りやすくなりましたが、そうなる前はいったん外出してしまうと任意の相手と連絡を取るのはかなり難しいことでした。
個人間で何かやり取りをしようとすると、フリーマーケットのような場を用意してもらうしかなかったのです。
必然的にCtoCでのやり取りは、かなり限定的なものとならざるを得ませんでした。
しかし現在では、インターネットを通じて様々な方法で相手とやり取りができます。
しかもネットオークション等ではサービスによっては、相手にこちらの住所等を開示せずとも物のやり取りができるようになってきてるので敷居はどんどん下がりつつあるようです。
ただ、CtoCが増えると企業の出番が減るかというとそうでもありません。
例えばネットオークションなどでは、そのサービスを提供する企業があって初めて成り立つものとなっています。
CtoCの発達は、新たなビジネスチャンスも生み出しているのです。