コマンドプロンプトは、コマンドと呼ばれる命令文を入力することでパソコンを操作したり設定したりするツールのことをいいます。コマンド種類はたくさんあり、例えばファイルやフォルダを表示したり、ファイルの名前を変えるコマンドなどがあります。
ファイルを開いたりファイル名を変更したりといった操作は、コマンドプロンプトを使わなくても実行することが可能です。普通の人がパソコンを使う場合は、マウスなどを使ってデスクトップ上でファイルをクリックしたりして操作しているでしょう。
現在ではそのようにして操作するようになりましたが、このような仕様になる前は、パソコンは様々なコマンドを入力して操作していました。いわばコマンドプロンプトというのは、昔のパソコンを操作するツールの名残といってもいいかもしれません。
そういうわけなので、普通の人はあまりコマンドプロンプトを利用する機会はないかもしれません。しかし、コマンドプロンプトを使うと、マウスなどで操作できないようなこともできてしまうことがあるので、使い方を覚えておくと役立つこともあります。
例えば、フォルダ内のファイル名を一斉に書き換えたい場合、コマンドならわりと簡単にできてしまいます。しかし、マウスなどで操作をしている場合は、特殊なソフトなどを導入しないと無理だったりします。
それから、プログラミングなどをやる人は、コマンドで色々な設定を行ったりする必要が出てくる場合が多いので、使い方に慣れておいて損はありません。コマンドプロンプトの使い方は簡単で、スタートメニューから簡単に起動させることができます。
スタートメニューの検索窓に「cmd.exe」と入力すると、表示されるプログラムを選択して起動させることもできます。起動すると、通常真っ黒の画面に文字列が表示されています。文字列は自分が現在いるフォルダの位置をあらわしており、そこから移動したり様々な命令を出したりして操作をしていくことになります。