「Application Programming Interface」の略称である API は、サービスの提供者がそのサービスを提供する際に利用するインターフェイスのことを意味する言葉です。
なお、このコンピュータ用語としての「インターフェイス」というのは、何かと何かをつなぐもの、という意味で使われています。
そして API においては、このつなぐ何かと何かが「アプリケーションあるいはソフトウェア」と「プログラム」が該当します。
そんなAPIは具体的には何をしているのかというと、ソフトウェアやアプリケーションなどの一部を一般に向けて公開することで第三者が開発したソフトウェアやアプリケーション、そしてその中に含まれる機能の共有を実現する役割を担っています。
つまり、その存在を公開するという行為をもう少しわかりやすい言葉で言い換えると、ソフトウェアやアプリケーションにAPIという外部とのやり取りをする窓口を設けることで外部アプリとコミュニケーションや連携をすぐ行える状態にする、と表現することができます。
そしてそのようにアプリとソフトウェアなどの間をつなげることによって、これまで以上にその機能性を拡張させて利便性が向上する。
要はつなげた両方にとってより良い状態を生み出すことこそがAPIの理想的な活用方法と言えます。そのため、その利用を上手に行うことはソフトウェア開発の効率化はもちろんのことセキュリティの向上や最新情報を簡単に取得できる状況を実現してくれます。
なお、そのようなAPIにはいくつかの種類があるものの、その中でも最も多く使われているのがWEBのAPI、いわゆる「WEBAPI」と呼ばれるものです。
そしてそのAPIの特徴は、その名の通りWEB上に公開されていて外部から呼び出すことで利用できるAPIのことです。無料で誰もが自由に使えるものも多いので、さまざまなサービスの運営において活用されています。