Apacheはウェブサーバー用のミドルウェアのことです。Apacheを手持ちのパソコンにインストールすることでウェブサーバーとして機能させ、プログラミングによって開発したウェブアプリを動作させることができます。
ApacheをLAN内で動作させることで同一ネットワーク内の全ての端末から、インストールしたウェブサーバーへアクセスすることが可能です。スマートフォンでもタブレットでもパソコンでも機種を問わずにブラウザさえあれば動作させることができます。
そのため、適切なセキュリティ対策が重要になります。最初にApacheの設定ファイルからディレクトリをURLバーに入力した時、内部の情報をページに出力しないように設定することが重要です。
ディレクトリリスティングを許してしまうとサイト内の構造を利用者に知られてしまうことになり、攻撃の足がかりにされてしまうことになるからです。Apacheをインストールすることで自分で開発したウェブアプリの動作が可能になります。
ウェブアプリとは、ブラウザ上で動作するアプリのことです。例えば、特定の処理の実行時に手持ちのPCではスペックが足りずに、処理が遅くなってしまう場合は、ウェブアプリを開発してサーバーに実装することで、サーバーに高負荷の処理を任せることができます。
動画のエンコードやAIの処理などもApacheを使用して実行できるようになるので、手持ちのPCのスペックが低くても高速処理が可能です。また、データベースサーバと連携させることでユーザーの管理も可能になるだけでなく、データの保存が可能になるので更に規模の大きいウェブアプリの開発ができるようになります。
プログラミングを学ぶ時、このようなウェブサーバーとの連携も兼ねることで、コンピュータに出来ることを広げていくことが可能です。Apacheはブログやウェブアプリ、ウェブサイトなどを開発するために不可欠です。