ナレッジグラフ(Knowledge Graph)とは、実世界の「モノ」(エンティティ)とその「関係性」を構造化して表現したデータベースのことです。Google が 2012 年に自社検索に取り入れたことから広く知られるようになりましたが、近年では LLM(大規模言語モデル)対策としても重要視されています。以下、ポイントを押さえて解説します。
[太宰治] ──著者──▶ [人間失格]
│ │
└─生年──▶ [1909年] └─出版日──▶ [1948年]
最も一般的なのが、HTML 内に JSON-LD 形式で埋め込む方法。たとえば企業のナレッジグラフ情報を出す例:
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Organization",
"name": "株式会社〇〇",
"url": "https://example.com",
"logo": "https://example.com/logo.png",
"sameAs": [
"https://www.facebook.com/example",
"https://twitter.com/example"
],
"foundingDate": "2010-04-01",
"founders": [
{
"@type": "Person",
"name": "山田太郎"
}
]
}
</script>
@id
や @type
を付与ナレッジグラフは、エンティティとその関係性を構造化することで、検索エンジンも LLM も「何が何とどうつながっているか」を理解しやすくする仕組みです。Schema.org/JSON-LD を使って自社サイトに実装し、Google のナレッジパネル獲得や AI チャットボットからの流入拡大を狙いましょう。