イーサネット

イーサネットとは、ネットワークインターフェス層の規格を指す言葉です。言葉にすると難しく聞こえるでしょうが、要はインターネットとパソコンなどの端末をどういう方法で結ぶのか、その手段を表す際に使われています。

しかし今やイーサネットという言葉を使う際は、ほぼLANケーブルのことを言っているのと同じであり、半ば代名詞のような立ち位置で浸透しています。

テレビやパソコンなどを買う際にイーサネット対応と書かれていることがありますが、これを見れば即ちLANケーブルが使えるという意味なのだと解釈して構いません。無線での接続では通信の安定性に難がありますから、拘りたい人はここの文言も覚えておくと安心です。

イーサネットには、その伝送速度によって細かい呼び名の違いも存在します。例えば通常のイーサネットは伝送速度が10Mbpsのものであり、これが100Mbpsになるとファストタイプと呼ばれます。その上に1Gbpsのギガビットタイプもあり、1秒間に転送できるデータやビットの数に応じて呼ばれ方が変わります。

そしてイーサネットと一緒によく見るIEEE802.3という文字の羅列は、この10Mbpsの転送速度を実現させた規格の名称です。

米国電機電子技術者協会より発表され一気にその性能が認知された後は、現在もイーサネットの主流として活躍し続けています。IEEE802.3をよく見るのはそれだけ一般家庭でも普及しているからで、恐らくLANケーブルを調達する際に目にしている可能性が高いです。

最早普段の生活に欠かせなくなっているインターネットですが、こうした難しい言葉に関してはまだまだ普及していません。当然知らなくてもインターネットの利用に困ることはないものの、深く掘り下げることで以前よりも快適に質の高い利用ができるかもしれません。

LANケーブルには、カテゴリーというどれくらいの伝送速度にまで対応しているかの基準も存在します。通信速度を改善させたいなと思ったときには、このカテゴリーに注目してみるのも有効手段となるでしょう。