ネットサーフィンとは、ブラウザアプリを利用して様々なホームページを閲覧する事を意味します。膨大な情報量があるネット空間を大海に、その海を自由に渡り歩くネットユーザーをサーフィンを楽しむ人々にたとえた造語です。
特定のホームページを熱心に読み込むを事をネットサーフィンと呼ぶ事は基本的になく、気ままに自分の興味があるネット上の不特定多数の情報源にアクセスする事を指します。ネット関連の造語としては、意外にも歴史がある言葉です。
元々インターネット検索自体がデスクトップパソコンを利用して行う作業だったため、ネットサーフィンもまた基本的にはパソコン愛好家の間で、主に使われていた造語でした。
ところが近年では多種多様な電子機器と家電製品が登場し、一般家庭にも普及しています。すでにデスクトップパソコンは主流の製品ではなくなり、スマートフォンやタブレット端末などが新しいネット用のハードディスクとしてメインストリームになりました。
その結果、今では使う機器にかかわらず、のんびりとインターネット検索をして興味と関心の赴くまま情報収集を行う事を、広くネットサーフィンと呼んでいます。特定の個人のブログやSNSだけを定期的に確認する作業は、ネット巡回という新しい造語の方に当てはまる事です。
不特定多数のホームページを渡り歩く点と予めブックマーク登録していたサイトを定期的に確認する作業は微妙に違っており、ネット検索サイトを使うか、使わないかという点にも違いが見られます。
ネットサーフィンは情報の新規開拓が主な目的で、ネット巡回は情報のおさらいや追加情報や更新情報に確認が主な目的であり、厳密にはやはり違った概念と行為になります。
ただネットサーフィンの定義は個人や時代、環境などによって微妙に揺らぎがあり、いわゆる伝統的な辞書に明記された言葉や概念でもありません。一般ユーザーレベルであれば、ブラウザアプリを活用して気ままにネット検索をしたり、気になるサイトを複数眺めている程度の理解で十分です。