チャット型のコミュニケーションツールは昔から存在していますが、日本では最近さらに需要が高まっています。
その要因の一つが働き方改革です。働き方改革の中には様々な目標がありますが、そのうちの一つが多様な働き方の実現です。
子育て中の人や親の介護のために通勤ができず、退職するという方は数多くいらっしゃるでしょう。それに対する解決策として注目されているのがテレワークです。平たく言うと、在宅での勤務ということになり、企業にはこの在宅での勤務に対する理解や環境づくりが期待されています。
しかし、オフィスでの勤務ならば図を提示して打ち合わせをすることもできますが、在宅での勤務となるとそうはいきません。電話でのやり取りだと1対1になってしまいますし、もちろん図を示すこともできません。
メールならば図を添付することもできますが、いつ相手が開封してくれるのかは分からず、それ以前にタイトルや挨拶文をいちいち打つのが面倒という人も少なくはないでしょう。
ですが、Rocket.Chatを導入していれば、多人数でやり取りができますし、ファイルを共有したりビデオチャットができたりとビジネス面において快適に意思疎通を図ることができます。
当然これは在宅ワークに限ったことではありません。Rocket.Chatがあれば在宅でもオフィスでも、コミュニケーションと仕事効率が向上するでしょう。
Rocket.Chatはオンプレミス型のツールです。オンプレミス型とは、社内にあるサーバーでソフトウェアを利用するもので、インターネット上でソフトウェアを利用するクラウド型に比べ、外部への情報漏洩などのリスクを低く抑えられます。安全性の問題でも心配は少ないと言えます。
しかし、オンプレミス型はインターネット上で利用できるクラウド型に比べると、導入コストやランニングコストがかかるという点もあります。
しかし、Rocket.ChatはOSSのため、基本的には無料で利用することができます。さらにプログラミングによって独自に細かな設定をすることも可能なのも、企業にとっては大きな利点でしょう。