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Nginx

Nginxはアパッチ(Apache)の代替となるであろう、Webサーバーです。現在アクティブなWebサイトの上位1000の内、41パーセントがこのプログラミングで動いています。

Nginxは2004年ごろに作られたプログラミングで、アパッチと異なる構想で設計されています。なぜならば、アパッチでは対応できない問題がこの時期に発生し、それに対応するために作られたといっても良いでしょう。

その問題というのは、顧客が増えることで1度のアクセス数が増加し、アパッチでは同時に大量の処理が追いつかずレスポンスが悪くなるという現象です。

これは「クライアント1万台問題」ともいわれており、顧客からの大量のアクセスが同時にあっても、きちんと処理ができるWebサーバーが必要であると開発されました。現代社会のネット利用者が増加したことで、このプログラミングの需要が高まり注目が集まっています。

アパッチはHTTPのサービスに特化しているプログラミングですが、Nginxはその他のサービスも柔軟に対応するように設計されています。そのため、Nginxはロードバランサーのように利用することも可能で、メールサーバーに指示を出すことも出来るのでロードバランサーとの相性も良いのです。

Nginxはアクセスなど早く処理することを目的としているので、自分で重たい仕事はせずに他へと割り振る特徴を持っています。反対にアパッチは重たい仕事も自分で全部こなそうとするので、処理が遅くなり動作が鈍るわけです。

Nginxは同じリクエストを多く処理するために、余計ない機能を一切付けず、とてもシンプルなデザインとなっています。プログラミング本体がシンプルである分、ソフトウエアが小さいのでメモリも沢山使いません。

ですのでクラウドサーバーなどで利用すれば、非常に少ないメモリ量でサーバーを立ち上げられ、コストが抑えられる利点もあり大企業だけでなく中小企業にとっても使いやすいプログラミングです。

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