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mixi2, mixi(ミクシィ)の歴史と現在

mixiとは?

mixi(ミクシィ)は、日本国内でSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)として大きな人気を誇ったサービスです。株式会社ミクシィによって2004年2月に提供が開始され、当時の日本においてSNSの先駆け的存在でした。

当初は招待制を採用しており、既存のユーザーからの招待がなければ登録できない仕組みでした。このため、信頼できる友人や知人との交流が主な目的となり、コミュニティ形成に大きく貢献しました。mixiに登録したユーザーは、日記の投稿やコメント機能、メッセージの送受信、コミュニティ機能などを利用しながら、他のユーザーとつながることができました。

急成長したmixi

mixiは、リリースからわずか1年後の2005年には会員数100万人を突破し、2007年には1000万人に到達しました。当時、日本国内のSNS市場で圧倒的な存在感を示し、特に20代から30代を中心に人気を集めました。

mixiの特徴的な機能

  • 日記機能:ユーザーが日常の出来事を投稿し、友人がコメントを残すことができる。
  • メッセージ機能:個別にメッセージを送受信し、プライベートなやり取りが可能。
  • コミュニティ機能:共通の趣味や関心を持つ人々が集まり、掲示板形式で交流。
  • マイミク(マイミクシィ)機能:ユーザー同士を「マイミク」としてつながることで、友人の投稿を簡単にチェック可能。
  • mixiニュース:最新ニュースを提供し、SNS上での話題形成をサポート。

mixiのコミュニティ機能は特に人気で、「好きなアイドル」「旅行」「グルメ」「スポーツ」など、多種多様なテーマのコミュニティが数百万以上存在しました。

mixiの衰退と競争の激化

mixiは2000年代後半まで日本のSNS市場をリードしていましたが、2010年頃から利用者の減少が目立つようになりました。その背景には、FacebookやTwitterといった海外発のSNSが日本市場に進出し、よりオープンなコミュニケーションが求められるようになったことが挙げられます。

特にFacebookは実名制を採用し、ビジネスやグローバルな交流に適していたため、ビジネスパーソンや大学生を中心に広まりました。また、Twitterは140文字の短文投稿が手軽で、ニュースやトレンドをリアルタイムで把握できる点が支持されました。

mixiも2011年には実名登録を試みるなどの施策を打ちましたが、ユーザーの流出を食い止めることはできず、結果としてSNS市場におけるシェアを大きく落としていきました。

mixiの新たな展開:ゲーム事業へのシフト

SNSとしての人気が低下する中、mixiは新たな事業領域へと転換を図りました。その中で最も成功したのが、スマートフォン向けゲーム事業への参入でした。

2013年にリリースされたスマホゲーム『モンスターストライク(モンスト)』が爆発的なヒットを記録し、ミクシィ社の業績を大きく回復させました。モンストは、簡単な操作で楽しめるアクションRPGとして人気を集め、日本国内のみならず、海外市場でも成功を収めました。

このゲーム事業の成功により、株式会社ミクシィはSNS運営会社から、ゲーム会社としての側面を強めることとなり、現在ではエンターテインメント事業が主力となっています。

最新の展開:mixi2の登場

2024年12月、株式会社ミクシィは新たなSNSプラットフォーム「mixi2」をリリースしました。このサービスは、短いテキストや画像を手軽に投稿でき、共通の趣味や関心を持つユーザー同士がコミュニティを形成しやすい設計となっています。

また、イベントの告知や参加を促進する機能も備えており、ユーザー間の交流をさらに深めることが可能です。mixi2は、招待制を採用しており、既存ユーザーからの招待リンクが必要です。この新サービスの発表後、ミクシィの株価は一時的に上昇し、市場からの注目を集めました。

mixi2の登場により、ミクシィは再びSNS市場での存在感を高めようとしています。ユーザー同士のつながりを重視した設計や、コミュニティ機能の充実により、かつてのmixiの良さを現代風にアレンジしたサービスとなっています。

まとめ

mixiは、日本におけるSNSの先駆者として、一時代を築き上げたサービスです。現在はSNS市場での存在感は薄れたものの、ゲーム事業の成功により企業としての成長を続けています。

また、mixiが生み出した「コミュニティ文化」は現在のSNSにも受け継がれ、オンライン上での交流のあり方に大きな影響を与えました。mixi2の登場により、今後のSNS市場での動向にも注目が集まっています。


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