リモートワーカー、フリーランス、ノマドワーカー、近年このような働き方をする人は増えてきています。
日本ではまだまだこれらの働き方はマイナーですが、海外ではこのような働き方がメジャーになってきています。例えば、アメリカでは約1億6000万人いる労働人口の、約35%がフリーランス的な働き方をしているとされています。
日本も一定の場所に留まらず仕事をする人は増えていくと予想されています。そのような定住しないという選択を選ぶ人が増え、新しいサービスが生まれました。
定住しない人や移動の多い人向けの、定額制居住サービスをご存知でしょうか?
デュアルライフや多拠点居住など人々の生活は場所に縛られずにどんどん自由になっていきます。
もちろん定住を選ぶ人も一定数いるはずですが、自由に動き回りたいと考える人に定額制居住サービスは非常に便利なものになるでしょう。
月額で固定費を支払うことにより、全国にある家やゲストハウスが使えるというサービスです。シェアハウスやゲストハウス、アパートメントなど様々な種類があり、サービスによってタイプは異なります。
また定額制居住サービスはリビングを共有する意味として、コリビングなどと呼ばれたりもします。
定額制居住サービスは都心以外にも地方の田舎暮らしの体験ができるものもあります。古民家や空き家の再利用など環境面にも貢献しています。
月額制居住サービスは、移動が多い人や場所に縛られない仕事をしている人におすすめです。プランによっては少ない日数からも選べるので、月額でなくても利用できます。そのため、出張などでも利用することができます。
定額制居住サービスを紹介していきます。
フリーランスや定住しないでホテルなどを転々とするアドレスホッパーの増加に伴い、空き家の活用や数多くの家に住めるサービスが充実してきています。
「ADDress」は空き家や空き別荘を活用した定額制居住サービスです。
オーナーとなる人が空き家などをリノベーションして、月額で支払って会員となる人に住居を提供する仕組みとなっています。オーナーは月ごとに報酬がもらえます。
ADDressの理念に、空き家を「住む」「働く」拠点、つまり「Co-Living(コリビング)」にする、というものがあります。地方の人口減少と、フリーランスの増加のバランスの上に成り立つサービスです。
基本的に光熱費は月額に入っていて、Wi-Fi環境や、家具家電も備わっています。2019年現在、日本に24箇所の拠点があり、これから数も範囲も増えていくことでしょう。
国外にもサービスを展開してさらに多拠点となり、居住地の選択の範囲は広がります。ゲストハウスと違い、住んで働く場所という意識で利用するという点で、今とても注目されているサービスです。
XROSS HOUSEは入居と退去がスムーズにできるシェアハウスです。
一ヶ月単位で移動できるので、人間関係でトラブルなどがあってもスムーズに家を変えることができます。また、都内を中心として3000件の物件があるのも選択肢が豊富となる大きなメリットです。
ドミトリーや個室、セミプライベートや家具付きアパートメントのタイプがあるので自分にあった条件で居住することができます。
家具付きアパートメントの場合は、別途水道代や電気代がかかります。個室でも3万円台からと、都内ではかなりの安さを誇るので、都内で住まいを探す人にはおすすめのサービスです。
ホステルパスと呼ばれる会員カードを持つことで、全国の登録ホテルが泊まり放題になるサービスがHostel lifeです。
Hostel lifeはコストパフォーマンスに優れていて、特に多拠点パスというプランでは、契約月数が多いほど安くなります。
1ヶ月のみの契約だと5万円のところが、1年の契約だと28万円になります。年間契約した場合一月あたりの料金は単純計算で約2万3千円です。
また別途料金で住所を置けるサービスもしているので郵便物の受け取りや保管もできます。
利用できるホテルは日本中に13か所展開していて、北海道、宮城県、東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、石川県、福岡県に加え、鹿児島県の屋久島のホテルも1つ利用できます。これからは東南アジアを始めとする海外への展開も予定されています。