選択ソート

多くのデータを、昇順または降順に並べ替える方法を整列のアルゴリズムと言います。データ整理のために、様々なアルゴリズムが考案されてきました。この作業は、多くのプログラムの中で利用されるものです。

一般的に多くのデータの並べ替えは、データベースの大量のデータを処理する必要のあるプログラムとも言えます。

例えば、試験において上位500人を合格にしようとすると、点数による並べ替えが必要となります。また、ダイレクトメールなどにおいて住所のデータベースを住所毎にまとめてようとする場合は住所による並べ替えが必要です。

整列のアルゴリズムのうち、代表的なものは四個あると言われます。

第一は、バブルソートアルゴリズムです。これは、例えば数値を小さい順に並べ替える場合を考えてみます。具体的には下から順番にソートしてゆきます。そうすると、小さい数字は順々に上がってきます。

一番下から一番上まで1回通ると、一番小さい数字が一番上に上がります。次に、一番小さい数字を除いて、同じことを繰り返しますと、今度は2番目に小さい数字が2番目まで上がって来ます。これを繰り返すことで当初の目的を達成できます。

第二は、バケットソートアルゴリズムです。あらかじめ順番通り並べることのできるシステムにデータをあてはめて並べ替えを行うことです。おうという、この方法は、データの存在する範囲が有限である場合にしか活用できませんが、高速に並べ替えを実行できる長所があります。

第三は、ヒープと言われる方法です。これは二つに分かれたデータを条件によって並べ替える方法です。

ヒープは、もっとも小さいデータが常に分岐点にあることが特徴ですので、すべてのデータをヒープに追加してから小さい順にデータを取り出す方法です。ヒープから最小のデータを取り出す場合は、分岐点のデータを取り出せば 可能となります。

第四は、クイックソートです。この方法はデータを交換する回数が少ないのが特徴で、非常に効率良く並べ替えを実行することができます。クイックソートは、実用上非常に高速であり、多くのプログラムで利用されています。