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Chromium(クロミウム)

Chromiumはオープンソースプロジェクトで、このプログラミングのソースコードを基にChromeブラウザなど多くのブラウザが作成されました。金属系の元素であるクロムが名前の由来となっています。

クロムメッキを施した金属のことを英語でChromeといいますが、このChromeを作るために使用されるものとしてChromiumという名称になったといわれています。

このプログラミングソースを基に作成されたChromeは、いくつもの機能が追加されたものですので、この両者にはさまざまな違いがみられるのが特徴です。

まずChromeに搭載されている自動アップデート機能が用意されていないため、アップデートはパッケージマネージャなどの機能を使用して行わなければなりません。

さらに利用の改善や機能に利用されている、クラッシュレポートや利用統計情報送信に関する機能も用意されていません。

インストール時の成功率を確認する追跡機能がないことや、Chromeでは公式のストアからしか拡張機能のインストールが行えない点にも違いがみられます。

サンドボックスに関しては両者ともに搭載されていますが、常時有効になっているChromeに対し、特定のディストリビューションで無効化されているという点も異なります。

またChromeはデフォルトでFlashPlayerが同梱されていますが、Chromiumには同梱されていないため、自分でパッケージのインストールを行う必要があるというのも特徴です。

PDFビューアに関しては、以前はパッケージのインストールが必要でしたが、現在では機能が同梱されているため、自分で別途入れるという手間は必要なくなりました。

Chromiumはこのプロジェクトによってソースコードの提供や保守が行われており、最新のプリコンパイルされた状態のファイルを各種OSにインストールできます。またダウンロードしたコードをそれぞれのプラットフォームで手動でビルドさせることも可能です。

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