アスキーコードは米国規格協会(ANSI)が定めた文字コード体系のことで、この体系は英数字や記号、改行コードで構成されるという特徴があります。私たちが使用するコンピュータは二進数しか扱うことができません。
そのような特徴から文字も整数として表現され、このようなコンピュータの仕組みに基づいた文字表現は二進数といわれています。つまり、コンピュータは二進数を特定の文字と解釈するようになっており、文字を表現するための二進数が文字コードといわれるのです。
アスキーコードはどの数値がどの文字に対応しているかが決められて一覧表に書かれたもので、これは標準的な文字コード表として知られています。
このように、アスキーコードは文字の種類に番号を割り振っているもので、あという文字には1番を、いという文字には2番文字を振って、その数値の並びをやり取りして文字列のデータ通信をおこなうというものになります。例えばAという文字を65、16進数だと0x41というコードで割り当てています。
初期の頃の文字コードは7ビット形式であらわされていたため、今と比較するとその表現の仕方は比較的シンプルでした。ところが昨今では、シフトJISやEUCやUnicodeなど、いろいろな種類のものが開発されており、全体としてより複雑化しています。
それぞれとても複雑になっており、以前であれば一般の人も今よりは表に表された内容について理解しやすかったのですが、現在は専門的な知識が必要とされるようになり、一般の人が文字コードを理解するためには専門的な知識を学ぶ必要性が出ています。
現在ではより複雑化していますが、アスキーコードはよりシンプルに作成された標準的なもので、この考え方をそれぞれのニーズに応じて発展させているのが今用いられている様々なコードです。このように、アスキーコードはコンピュータの仕組みに基づいて文字を数字等を用いて表現しています。