インターネット上でデータのやり取りをする際に、画像ファイルや複数のファイルをまとめたフォルダなどは容量が大きく、送信に時間がかかることがあります。このような時間のロスをなくすために「圧縮」という機能を活用します。今回はこのデータの圧縮について簡単に解説していきます。
圧縮とはファイルやフォルダの内容は変えずに、容量を小さくする機能です。データのやり取りがスムーズになったり、パソコンの保存容量が増えたりというメリットがあります。
圧縮はファイル単体でもできますし、複数のファイルをまとめて行うことも可能です。また、この圧縮されたデータを開くことを解凍もしくは展開と呼びます。
圧縮する方法は簡単で、データの中から容量を小さくしたいファイルもしくはフォルダを選択します。そして、右クリックを押して「送る」のボタンにカーソルを合わせて、出てきた「圧縮(zip形式)フォルダ」を押せば完了です。
完了したサインとして、選択したファイルと同じフォルダ内に、「(フォルダ名)zip」と書かれたジッパーの付いたフォルダが確認できます。
圧縮形式には先ほど紹介したzip形式以外にも種類があります。ここではよく使われる3種類をご紹介します。
1つ目はzip(ジップ)です。zipというのは世界的によく使われている形式です。WindowsでもMacでもどちらでも使うことができます。
2つ目はLZH(エルゼットエイチ)です。こちらは国外より日本国内では比較的よく使われる形式です。特徴は圧縮するスピードが速く、元のファイルの大きさからより小さくできる割合である圧縮率が高いことです。
Windowsは問題ありませんが、MacでLZHファイルを解凍する場合は専用ソフトを別でダウンロードする必要があります。
3つ目はRAR(ラーorアールエーアール)です。このファイルは海外でよく使用されている形式で、特に欧州の使用率が高く、アジアでも中国などではよく使われています。WindowsとMacどちらとも圧縮と解凍には専用ソフトのダウンロードが必要です。