C言語とはプログラミング言語の一種です。
プログラミングってよく聞くけど一体何?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、平たく言うとコンピューターに指示をすること、です。コンピューターにこのような処理をしてほしいということを、コンピューターが分かるような形態で指示してあげることプログラミングと言います。
そして、その指示のために使われるのがプログラミング言語であり、現在200種類以上はあると言われています。C言語はその中でも歴史が古い言語で、1972年にブライアン・カーニハンとデニス・リッチーによって開発されました。
古い言語ではありますが、今でも利用率や人気度によるランキングでは10位以内に入っています。さらに、JAVAやC++などの他のプログラミング言語は、C言語をベースに作られており、プログラミング言語の基本とも言えるものとなっています。
さらに、C言語の特徴としては処理速度が速いということが挙げられます。また、汎用性が高いことも特徴であり、その2点から歴史の古い言語ではありながらも、現在でも幅広い分野で利用されているのです。
まず、パソコンを扱っていると1度は聞いたことがあるOS。C言語ではOSを作成することもでき、「MacOS X」や「Linuxカーネル」もC言語を使用しています。
また、身近なところだと炊飯器などのマイコン制御の電化製品の多くにもC言語が利用されています。ボタンを押したら、ご飯を炊いてくれるのは、C言語で指示しているからなのです。
さらに、ゲームの開発やロボットの開発、最近よく耳にするようになったIoT(インターネットを利用して離れたモノに指示を出したり、離れたモノの情報を知る)にも利用されています。
C言語は汎用性が高い分、指示するコンピュータ(炊飯器やゲーム機)についても知識を持つ必要があり、プログラミング言語の中では難易度の高いものですが、これからも重宝される言語であると言えるでしょう。