sqlデータベースを更新する際に使用するupdate文を使う方法は、updateと記述した後にテーブル名、その後setに続き列名と値を指定します。更新範囲はwhereで指定できますが、合致する句がなければ全ての行が対象となります。
またwhere句は複数行の指定が可能で、まとめて更新することもできます。update文はsqlの基本的な操作方法ですから、データベースを使いこなしたいのであれば、早めに覚えて実践してみることをおすすめします。
要点は最初にupdate文でテーブル名を指定すること、最後にwhereで条件を絞り込む2つです。
肝心の更新内容は間にこれら2つの句の間に挟み、setで列名と値をイコールで対にして新たな値に書き換えることです。値は文字列だとダブルクォーテーションで挟みますが、複数の列名の値を更新したい場合は、列名と値のセットをカンマで区切ります。
ちなみに、行の削除に使用するdelete文はテーブル名をfromで指定しますが、updateはfromが不要なので気をつけましょう。 逆にwhereで条件を絞り込むのは同じで、後はset句で更新内容を指定する点が異なります。
当然ですが、update文は既存のデータを更新する際に使用するので、存在しないデータは更新できないことに要注意です。新規行追加のinsert文、既存行の削除のdelete文、そして更新のupdate文と合わせてセットで覚えましょう。
update文のwhere句は省略可能ですが、指定しないと全行の列名が検索対象になるので、データベースの処理に負担が掛かってしまいます。指定した方が負担は軽いですから、面倒でも毎回where句を使用するのが正解です。
update文のsetで指定する値は、数値の場合だと計算式が使えるので便利です。既存の数値に2を掛けて倍にしたり、反対に半分にするのも簡単ですから、これも覚えておくと良いでしょう。