コミュニティサイトの制作を相談すると、会社ごとに提案内容や見積金額が大きく異なることがあります。
その理由は、デザインだけでなく、会員管理、投稿の承認、通知、検索、セキュリティなど、必要な仕組みがサイトごとに違うからです。
制作会社を比べる前に、自社の目的と運営方法を整理しておくと、見積もりの違いを判断しやすくなります。本記事では、コミュニティサイト制作会社の選び方と、相談前に確認したい項目を解説します。
最初に決めたいのは、「どのようなサイトを作るか」ではなく、「何を実現するために作るか」です。
たとえば、次のような目的があります。
目的によって、必要な機能や公開範囲は変わります。利用者、管理者、投稿できる人、閲覧できる人も決めておきましょう。
この作業は「要件定義」と呼ばれます。要件定義とは、必要な機能や運用条件を制作前に決める作業です。IPAも、発注側の利用部門が要件定義に主体的に関わり、発注者と制作会社の役割を整理することの重要性を示しています。
一般的な企業サイトとコミュニティサイトでは、必要な知識が異なります。
コミュニティサイトでは、ユーザー登録、投稿、コメント、検索、通報、承認などの機能が必要です。公開後には、不適切な投稿への対応や退会者の管理も発生します。
画面の制作実績だけでなく、会員制サイトや投稿型サイトの構築・運営経験を確認しましょう。
見積もりを比較するときは、どこまでが標準機能で、どこからが追加開発なのかを確認します。
投稿、コメント、ユーザー管理、カテゴリー、検索、投稿承認などが最初から用意されているサービスなら、すべてを一から開発する必要はありません。SHARE infoにも、投稿・コメント・検索などの利用者向け機能と、投稿管理・ユーザー管理・承認などの管理機能が用意されています。
一方で、複雑な権限設定、独自の通知、外部システムとの連携などは追加開発になる場合があります。見積書では、標準機能と追加部分を分けてもらいましょう。
利用者側の画面だけでなく、運営者が使う管理画面も重要です。
次の操作を担当者自身で試すことをおすすめします。
SHARE infoでは、契約前に企画内容に合わせたサンプルサイトを試し、標準機能で不足する部分を確認できます。
コミュニティサイトは、公開して終わりではありません。
問い合わせ先、対応時間、障害時の連絡方法、設定変更、操作説明、アップデートの範囲を確認しましょう。運営ルールやカテゴリー構成について相談できるかも選定材料になります。
サーバー管理まで任せられるのか、自社で保守担当者を置く必要があるのかも重要です。
会員登録では、氏名やメールアドレスなどの個人情報を扱うことがあります。
SSLによる通信の暗号化、アクセス制限、バックアップ、管理者権限、障害や情報漏えいが発生した場合の対応を確認してください。
個人情報保護委員会のガイドラインでは、個人データの取扱いを委託する場合、適切な委託先の選定、契約の締結、取扱状況の把握が示されています。
幅広い年代や障害のある方が利用するサイトでは、文字の読みやすさやキーボード操作などのウェブアクセシビリティも確認項目になります。
正確な見積もりを得るため、次の内容を整理して伝えます。
APIとは、別のサービスとデータを連携する仕組みです。決済、会員管理、SNSなどとAPI連携する場合は、相手側サービスの契約や審査、仕様変更への対応費用も確認しましょう。
金額だけでなく、見積もりに含まれる作業を確認します。
初期設定、デザイン、データ移行、テスト、操作説明、サーバー、保守、外部サービス利用料などが主な項目です。追加修正が発生した場合の料金や手続きも確認しておきます。
また、納品物、検収期間、不具合への対応期間、データの出力方法、契約終了時の扱いも重要です。
SaaSは、インターネット経由でシステムを利用する方式です。SaaSではソースコードが納品されないこともあるため、自社所有のシステムが必要なのか、サービスとして利用できればよいのかを事前に判断しましょう。SHARE infoもクラウド型サービスであり、ソースコード納品ではなく、機能追加や設定変更によって要望へ対応する形式です。
資料や見積書だけでは、操作性や運営のしやすさまでは分かりません。
可能であれば、実際の管理画面を使い、投稿から承認、公開、検索までの流れを試しましょう。複数の担当者や利用予定者にも確認してもらうと、導入後の行き違いを減らせます。
SHARE infoでは、標準機能で始める方法に加え、AIチャットや独自機能を組み合わせる方法があります。Bizプランでは、デザイン変更、ユーザー種別の追加、他社ツールとの連携などを個別に相談できます。
コミュニティサイトの事例は、Q&A、地域情報、ユーザーサポート、情報交換、マッチングなど幅広く、目的に合った設計を選ぶことが大切です。
コミュニティサイト制作会社を選ぶときは、見積金額だけで判断しないことが大切です。
目的の整理、標準機能の確認、管理画面の操作性、セキュリティ、保守範囲、契約条件まで比較しましょう。
必要な機能をすべて最初から開発するのではなく、標準機能を活用し、不足する部分だけを追加する方法もあります。実際のサンプルを試し、自社の担当者が無理なく運営できる構成を選ぶことが、長く使えるコミュニティサイトへの第一歩です。
詳細な仕様書までは必要ありません。目的、利用者、公開範囲、必要な機能、運営方法を簡単に整理しておくと、相談や見積もりが進めやすくなります。
数だけで決める必要はありません。提案内容を十分に確認できる範囲で比較し、同じ条件を伝えて見積もりを依頼することが重要です。
金額だけでは判断できません。保守、サーバー、データ移行、操作説明などが別料金になっていないか確認してください。必要な作業を含めた総額で比べます。
投稿、コメント、承認、検索、ユーザー管理など、実際の運営で使う操作を確認します。スマートフォンでの見え方や、ITに詳しくない担当者でも操作できるかも試しましょう。