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データベースとは?

データベースという言葉を聞いた事のある方は多いと思いますが、ここではデータベースの意味やそれにまつわる技術的な概要を説明します。

データベースというと、後述のデータベースを管理するプログラムのことを指し示す場合もありますが、まずは言葉そのままの意味を考えてみたいと思います。

データベース(database)は、略してDB(ディービー)と呼ばれる事もあります。databaseで一単語になっているようですが、データの基地といった意味で data と base が繋がっているのではと思います。

基地なのかどうかはさておき、データベースというものは、何かしらの情報を検索などで利用するために、まとめてコンピューターに保存している物、そのまとめて保存された情報の塊といったイメージになります。つまり、たくさんの情報を整理してまとめて保存すれば、それはデータベースと言えます。

データベースと呼べるかどうかは、それなりのデータ量があるかどうかといった曖昧な判断になりそうですが、例えば日記1日分のテキストデータではデータベースとは呼びにくいように思いますし、日記10日分でも少ないかなと思います。ただ、基準は無いので筆者の個人的な感覚でそう思うだけです。

データベースの種類

データベースは単に情報を集めて整理して保存している物ということなので、保存する情報の内容はいくらでも考えられます。例えば、日本語文章のテキストデータを集めた日本語文章データベースや、英語の録音された会話を集めた英語会話音声データベース、大量の猫の画像を集めた猫画像データベースなど、簡単にたくさん思いつきます。

別の視点から考えると、データベースにどのように保存するか、保存形式はどのようにするかという意味で種類を考えることもできます。例えば、XML形式で保存したり、テキスト形式で保存したり、JSON形式で保存したりといったことです。一般的に使われている保存形式は、さほど多くはなく、よく利用されているのは、リレーショナルデータベースの形式になります。XMLやJSON、リレーショナルデータベースといった言葉は技術的な言葉なので、ここでは何種類かの保存形式があるということがわかれば十分と思います。

データベースマネジメントシステム(DBMS)

データベースはデータの集まりですが、単にデータを集めて保存しているだけでは意味がなく、必要な時に必要な情報を参照できないといけません。また、不要になった情報を消したり、情報を書き換えることも必要でしょう。

例えば、テキストファイルを大量に保存している場合、内容を検索するには、WindowsやOSXに入っている検索ツールを使うこともできます。検索の結果、見つかった文章などを削除したり、エディタで書き換えることもできます。

しかし、この単純な方法には問題があります。

画像などのテキストではないデータの場合どのように検索すれば良いのか、顧客情報と顧客が購入した物品の履歴など複雑な関係を持つ情報はどのように扱うのがよいか、非常に大量のデータになった場合に検索などにかかる時間は実用的な範囲で収まるのか、といった、複雑になった時の問題やデータ量が莫大な量になった時の問題が思いつきます。

他にも、複数の人が同時に同じ情報を編集したらどうなるのかといった問題や、データのバックアップをどのように保存するかといった問題もありそうです。

ここで登場するのが、データベースマネジメントシステム(DBMS)です。要は、大量のデータを集めて利用する際に便利に使えるようにと考えられたソフトです。

DBMSには色々な製品があり、小規模な利用ならMicrosoftのAccessといった製品を利用している方も多いと思いますし、Webシステムの裏でデータの保存を行うために、MySQLといった製品を利用することも多いかと思います。

これら以外にも色々なDBMSがあり、それぞれ想定しているユーザーや規模、保存形式やデータの照会方法などに特徴があります。

まとめ

データベースは、単にデータを集めて整理して保存した物です。それを便利に管理、利用するためのソフトがデータベースマネジメントシステム(DBMS)となります。

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